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空の上の読書 [読書]

金閣寺.jpg

出張にて飛行機で移動することが多いので、その時間は読書と決め込んでいる。
仕事で忙しい時は、プレゼン発表の当日ぎりぎりまで飛行機にてNote-PCを開けてカチャカチャ資料を作成しているが、そんなせわしい空の旅人にはなりたいわけではなく、席に座って離陸するときから着陸して離席するまでフルに時間が使える読書がいい。

さて、私の本の選び方に関しては、ある作者に決めると、とことんその人の小説を読みあさる傾向にあり、宮本輝、伊集院静、石田衣良ときて、最近ちょっと嗜好を変えて三島由紀夫を読み始めている。
 
三島由紀夫というと私の知る限り陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地にて割腹自殺を図ったというあまりに衝撃的な事実だけが頭に残っており、さすがに小説を読むことさえ躊躇していたが、この年になって読んでみようかという気になって最近読み始めたところである。

実際に読んでみると昭和20年から30年代の作品にも拘らず、結構現代にも通じる判りやすい作品もあり、安部譲二を題材にした「複雑な彼」はその代表的な作品かも知れない。

とにかく、彼の文章はやはり東大法学部卒、大蔵省入省したエリートらしく、文章の表現力はすばらしく、構成も読者の興味を彼の思うようにコントロールするべく作られている。

今までの記事が「ですます調」にて文章を書いていたのが、読書に関する記事は何故か「ですます調」でなくなっているところが何となく自分も解説者ないし評論家のような立場で書いているからだろうか?

ということで、本日は写真にある「金閣寺」を購入し、明日のフライト時に読もうと思っている。
しかし、最近、文庫本の表紙がリニューアルされているものが多くなっており、それによって少し販売増加に寄与しているらしいが、この「金閣寺」の表紙はまさに金箔そのもののような真っ金、金。
ちょっと派手過ぎるので、すかさず本屋で、「カバーお願いします」と言ったのはいうまでもない。

さて、明日は京都、大阪。
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