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オートモーティブワールド2024 [車]

極寒が少し緩んでいたが、それでも今日はグローブ、ブーツ、ビーニーの冬のフル装備で、5.9㎡フィンのちフォイルのコンディション。
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さて今週はビッグサイトで開催されていたオートモーティブワールドへ。

自動車業界としては、①ジャパンモビリティーショー、②人とくるまのテクノロジー展に次ぐ3番目のポジションで、有名どころのOEM, Tier 1, Tier 2は殆ど出展されていない。
材料、部品、テスティングのブースが多く、特に今回はソフトウェア関連が増えていたのが印象的だった。

この中で1つ面白かった技術がイギリスのCeres社のホログラフィーをディスプレイに使い、手の指の操作だけで、ドライビング中に目を逸らすことなく入力出来るマンマシンインターフェイスだった。
一緒にいた人がジェスチャーについて聞いている。


ドライブでハンドルを持ちながら、動いている画面中に表示されるタグに向けて、親指と人差し指の先端をくっ付けるだけでその情報が表示されるというシステム。

ハンドルの奥にこのようなグリッド状の超音波センサーがあり、手の動きをセンシングする。
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このセンサーから10cmほどハンドルの上に置いた手が離れているにも拘われず、しっかりとセンシングするところが素晴らしい。

実際にやってみると、この位置に置いた手が超音波で少しピリピリっとするところが変な感じ。

さて自動車業界がBEVの時代に突入し、さらに次世代のE/Eアーキテクチャがゾーンアーキテクチャになってビジネスモデルが変わっていくことを感じる中で、三菱UFJリサーチ&コンサルティングがサプライヤーに対してハッとするいい記事を書かれているなと思ったので、突然だがここにリマインドしておきたい。

「BEV 時代の自動車部品サプライヤーの販路開拓 ~顧客の潜在ニーズ把握へのチャレンジ~」https://www.murc.jp/wp-content/uploads/2023/11/cr_231205_01.pdf
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有馬温泉から三宮、そしてミナミへ [温泉]

神戸出張のついでに、一度は訪れておこうと日本三古泉の一つ有馬温泉へ。
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褐色の「金泉」と、無色透明な「銀泉」を両方体験しようと、まずは「金の湯」へ。
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平日の夕方にもかかわらず、かなりの混雑ぶりで中国語、韓国語が耳に入ってくる。

鉄分と塩分を含むとのことで、赤茶色で少しトロッとしてインパクトがある。
ぬる湯(42℃)でゆっくりと長く半身で浸かる。

そして「銀の湯」へ。

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無色透明でジャグジーのように泡を出しているので、今ひとつ温泉に来たというところに欠けるかなと。

温泉に入って人が多いよりも、秘境でひっそりと静かなところで入るのが好きだとあらためて感じた。

この日は神戸三宮で呑み、次の日は大阪支部の同窓会のために心斎橋へ移動。

戎橋辺りは渋谷のセンター街如く外国人に占領されていて、すれ違って歩くのも大変。
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同窓会までの時間潰しに「Perfect Days]の映画を観、さらにその前に喫茶店でコーヒーを飲んでいるとおばちゃん6名の大合唱が聞こえてきて、ライブの寄席のようだった。

「そやねん」
「あかんねん」
「あるある」
「嘘やん」
「せやから」
「愚痴の無い人間なんておらへん」と。

外国人が多い中、ローカルの大阪のおばちゃんの会話に苦笑し、翌日帰路についたのだった。
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障がい者に対するマツダのスピリットに脱帽@オートサロン2024 [車]

まずは駐車場が混むのを避けるため、開演9:00の2時間前に到着し幕張新都心県営地下駐車場へ。

今回はマツダ ロードスターの福祉車両とヒョンデのアイコニックに興味を惹かれたのであった。

一つ目はマツダのSeDV(Self-empowerment Driving Vehicle)。
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マツダとしてスピリットレーシングの車の展示もあったが、足の不自由な人にも人馬一体の走りを体感させる車SeDVを製造、販売するマツダのスピリットに脱帽だった。

このコントロールグリップでアクセルとブレーキを左手でコントロールする。
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必ず左手を添えていなければならないので、その左横にあるハンドブレーキのレバーに左手の掌を添えられるように、そのレバーをわざわざ切断溶接してベストの位置にシフトさせたというドライバーの操作性、疲れ内容にとの配慮も素晴らしい。

そしてハンドルの左側のパドルは常にコントロールグリップに添えていて操作出来ないので、この DOWNというボタンがその役割をしており、右手だけでパドルのシフトアップ、ダウンが行えるようになっているとのこと。
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さらに障がい者が車椅子から乗車し易いように腰を一度置く折りたたみの補助シートの設計コンセプトも素晴らしい。
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障がい者だけでなく、老いて足が不自由になっても車を自らドライブして楽しむ年齢を上げることが出来る可能性も示唆しており、こういうマツダの素晴らしいスピリットはもっとアピールすべきだと思う。

そして2つ目はヒョンデのアイコニック 5N。
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WRCでの活躍は目覚ましく、また再度日本市場に本気で挑戦する姿勢を感じる。

展示ではエンジンサウンドの3種類を演出するモードの体験、そして屋外でデモランを見学。
車内だけの音の演出かと思いきや、車外にも結構の大きさの音で演出しているのに驚く。


エンジンサウンドだけでなくパドルでシフトダウンさせると、ブリッピング音と少し前に押されるショックを物理的に演出しているとのことで、ガソリン車のスポーツカーに徹底的に近似させているところが凄い。

将来、EVのモーター音が気持ちいいの音と感じるようになるかもしれないが、スポーツカーの類では当分エンジンサウンドとその車の挙動をシミュレーションした演出が続くのかもしれない。
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新年初ウインド3連発、が最後に試練が・・・ [ウインド]

新年、幸先良く元旦、4日、本日と全日フリーウェーブ(FW)5.0㎡のコンディションで強風が吹いて最高のスタートだった。
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がしかし、本日試練が待っていた。

今日の予報は午後から南西の風速11mで、安定して吹くと頭に刻んできた。
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現場では11時半の段階でいきなり風が上がってきて剣崎15m、海での仲間の浜一さんが7.1㎡がオーバーになったということで4.7㎡にFWに変え、こちらも5.0㎡にFWにして13:00頃に出艇。

1往復目までは5.0ジャストからアンダー気味で走っていて1往復半したところでもう一人の仲間がジャイブしたのでこちらも合わせてジャイブ。

この後から風が本当にパタっと無風に。

この状況は下記の観音崎の風速結果を見ると13:25から急激に風速が落ちていることが分かる。
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その時の軌跡を見てみると、岸から1km先のところで風が無くなって、ウネリが有って96Lのボードでウォータースタートもセイルアップも出来る状況ではない。

ここが軌跡で丁度L字に曲がって北に流されているところ。
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先ほどの仲間も200mくらい先でセイルアップ奮闘中だったことと、さらにもう一人スラロームでカッ飛んでいた方が斜め前方100mで同じ厳しい状況だったので、完全に諦めて泳ぎモードを選択し自力で浜に帰ることを目指す。

浜から1km先だとかなり遠いな〜と感じ、心で落ち着け落ち着けと暗唱し、セイルをボードのテイルに載せてリグは解体せずにボードに片手を置いて、反対の腕と足を使って泳ぎ出した。

当然漕いでも漕いでも進まない。
ただ無闇に泳いで体力が消耗することは防がねばと温存することも考えながら泳ぐ。

心の支えはアップルウォッチでいざという時には連絡出来るから大丈夫だということと、今日は暖かかったので寒さでやられることはないということ、そして時間が13:00過ぎだったので日暮れまでにはまだ時間があるということだった。

恐らく500mくらい泳いで棒杭が見えてきたところで少し安心し、さらにティアーズの救助艇がシモの北の方に漂流している人からレスキューしているのが見えたのも安心の要素。

香村さんをはじめ、ティアーズの方々のレスキュー体制には本当に頭が下がる思いである。

頭の中にはこんな無風が続く訳はなく必ずやもう一度吹いてくるだろうと信じ、泳いで30分くらい経過したところだろうか、ウォータースタートが出来る希望の風が再び入ってきて自力で浜に到着した次第である。

毎度天気予報と風情報を見て、自分の技量とその日の体力を考えてセイルとボードを選んで、特に強風、前線通過する時は気を付けるようにしているが、今回のような予報で無風になるといった状況を予想出来なく、このような状況に陥ったのは初めての経験だった。

教訓としては色々あるが、一番は冷静になること、そしてそれを支える海仲間とのコミュニケーション(出艇での声掛けと仲間の状況を気にしていること、ライン/電話での連絡手段が海上で使えること)が大事だなと改めて痛感した出来事だった。
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