伊集院静のことば「風の中に立て」 [読書]
風が吹かない週末に途方に暮れるのは、どんなに小さいことかと思い知らされる「風の中に立て」の伊集院さんの最新の出版書を読む。
弟さんと前妻夏目雅子さんを早くに亡くされ、さらに昨年11月に亡くなられた伊集院さんの死に対する向き合い方の幾つかが名言集として綴られている。
その中で心に残った言葉は、「人の死は、生きている人その人と二度と逢えないだけのことで、それ以上でも以下でもなく、その人は生き残った人たちの中で間違いなく生きている。」というところ。
そしてもう一つ、「良い本、良い小説は一度読み終えてから、十年後、二十年後に読んでみると、初めて読んだ時には発見できなかったものを見つけることができる」と、良い本との再会は友人との再会に似ていると。
人も書も、接する側の成長によって見え方、読み方が違うからと、再会する友人から見た自分がどれだけ価値のある生き方をしてきたかを問われた際、中々厳しいなと、まだまだ甘いなと、これからでも間に合うかなと、残り少ない人生をも考え直させてくれる名言集であった。
弟さんと前妻夏目雅子さんを早くに亡くされ、さらに昨年11月に亡くなられた伊集院さんの死に対する向き合い方の幾つかが名言集として綴られている。
その中で心に残った言葉は、「人の死は、生きている人その人と二度と逢えないだけのことで、それ以上でも以下でもなく、その人は生き残った人たちの中で間違いなく生きている。」というところ。
そしてもう一つ、「良い本、良い小説は一度読み終えてから、十年後、二十年後に読んでみると、初めて読んだ時には発見できなかったものを見つけることができる」と、良い本との再会は友人との再会に似ていると。
人も書も、接する側の成長によって見え方、読み方が違うからと、再会する友人から見た自分がどれだけ価値のある生き方をしてきたかを問われた際、中々厳しいなと、まだまだ甘いなと、これからでも間に合うかなと、残り少ない人生をも考え直させてくれる名言集であった。
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