大坂なおみ全豪優勝そして世界ランキングNo.1おめでとう！

テニスファンの皆さんはかなりの確率で見ていただろう、日本人が成し遂げたことのない正に世紀の一瞬。

絶望の2セット終了後から、心を切り替え、口をへの字に曲げ、失敗しても表情を出さずに、よくここまで挽回して3セット目を獲得した。

３年前、東レパンパシフィックで観に行ったときから、これは凄いプレイヤーが現れたと思った。
https://bandwidth.blog.so-net.ne.jp/archive/c2306065184-1


今の優勝のインタビューでも21歳とは思えない、相手、観衆、ディレクター、ボールボーイ、ボランティアへの気遣いから、最後にチームへの感謝を述べるスピーチは、場慣れして訓練を受けているとはいえ、素晴らしい。

さらに屈託のないこの性格が、将来もテニスファンを惹きつけることだろう。

おめでとう、大坂なおみ！

生観戦 土居美咲 VS 大坂なおみ@東レパンパシフィックオープンテニストーナメント2016

本日ネットをチェックすると、世界ランキング66位で最近グランドスラムにて３回線まで進出している大坂選手が、ランキング34位の日本のスター、土居選手と１回戦で戦うではないか。


今日の今日にてチケットぴあにていい席が空いていたので、早速予約。

席に着くと流石、この対戦が注目されているのか、観ている目の前でカメラマンの数がもの凄く増えた。


結果はストレートで大坂選手の勝ち。
時代は変わりのを告げるような試合だった。

終始大坂選手のサーブの威力により引っ張られる試合展開。
どこかのゲームであのサーブを破らないとセットを制するのが難しい。
大坂選手の圧巻サーブ。
スピードは189kmくらいで、コースを突かれると全く取れない。
横から見ていたのだが、打点がすごく前の方で体重をうまく掛けている。


一方の土居選手。

あの小さな身体で、ストロークでは負けておらず、ボレーを含め総合力では素晴らしい選手だ。

2セット目になると、なんとか流れが土居選手に来る場面もあった。
目の前でサーブでの息遣い、そして思うようになった時のガッツポーズ。
後ろの声援に被せるように思わず声が出て、土居選手を応援したくなる。

車のイメージからすると、オールマイティーのトヨタの車に、新鋭テスラに負けたような、時代が変わる潮目を見たような気がする。

これからの日本のテニス業界、錦織とは違う本場USで育ってきたパワーテニスの大坂選手の時代が、もしかしたら来るのかもしれない。