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日高見 酒蔵見学 [日本酒、居酒屋]

東北の日本酒の酒蔵巡り第一弾、宮城県石巻市の日高見です。
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石巻市なので、津波のダメージも含めかなり厳しい状況かと思いましたが不幸中の幸いというべきか、もろみ発酵室の石蔵の入り口の手前で津波はぎりぎりその中に入らずに、樽そのものは海水には浸からずに済んだとのことでした。
まず見せて頂いた伝統のあるこの石蔵の重みと風格。
この骨格は東日本大震災の地震でもビクともしなかったようです。
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そして、その石蔵のもろみ発酵室を入ると幾つもの樽が。
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この一樽当たり、1,500Kgの米を入れ、そこから一升瓶約2,000本の酒ができるそうです。
これが20樽。

地震当日は揺れがひどく、仕込んでいたもろみがそれら樽からこぼれ、だめになってしまったそうです。
蔵の壁もこのようなヒビが入っており、そのエネルギーのもの凄さを証明しています。
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また冷蔵庫があった部屋はほぼ壊滅で、その中にあった一升瓶約1,000本くらい割れて商品にならず、このように新たに改築をしている最中でした。
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このような状況下、お忙しいところをわざわざ時間を取って頂いて、丁寧に説明して頂き感謝しています。
でもこういう話をやはり全国の方に知ってもらって、また日高見を飲んでもらうのが彼らの一番の支えになるとのことでした。

その夜、仙台国分町の一心加減燗にて、この日高見を飲ませてもらい、何て切れが良くてフルーテイな味わい、そしてふくよかな味わいは、本当に日本人に生まれてよかったと思う瞬間でした。
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