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ウインドフォイル初心者の軌跡(道具編その13: AFSのウェビナーの英語版) [ウインドフォイル]

AFSのマーケティングのアントニンから先日のウェビナーの英語字幕を入れたYoutubeバージョンのURL
をメールにて送ってくれた。

https://www.youtube.com/watch?v=aIYL-kvEcrA&cc_load_policy=1&cc_lang_pref=en
字幕を英語にするには、設定のところで英語を選びます。


感想としては、今まで経験者からこうやったら良くなるという経験則に基づいて見本に見よう見まねで練習していたが、フォイルのリフトする原理が分かることにより、浮く、飛ぶためにはどうやったらいいかが少しだけ分かった気がする。

例えばリフトする(飛ぶ)ために具体的に意識してやることを簡単に言うと、
①一番大事な2乗で効く速度(初速)を得るためポンピングでスピードを稼ぎ、
②ウイングの角度を少し上げる=後ろ足で海面の下方向にシゴく動作も揚力を稼ぐと共に、この作用に寄与しているかも。
というところか?

って原理が分かっても、実際の動作に反映させることが難しい=面白いところでしょうか?

さて、以下にそのポイントとなるところを訳してみたので、凄くニッチな内容で拙い英訳ではあるが、興味のある方だけ、少し参考にして頂ければと思う。

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1。基本コンセプト
まずは基本コンセプトについて。どうやってフォイルが作用するか?

ウイング自体のリフトする力は、次の公式に基づく。
Af11.jpg
L:リフトの力
ρ: 水の密度
V;速度
S ref.:恐らくウイングの面積
Cl: ウイングの断面形状の係数

ウイング自体でリフトさせるには、
1)速度Vの2乗で依存するので、速ければ速いほどリフトする。
2)ウイングのアングル(アタックの角度)を水平から上向きにする
角度を付け過ぎるとオーバー圧力になり、また2つのリフトの力の差が生じる。

具体的にウインドフォイル としてリフトさせるには、次の3つの要因。
1)スピード
2)ウイングの表面積
3)ウイングの角度

そして全体の力関係は、
1)人間の下への重量
2)フロントウイングの上へのリフト
3)スタビライザーの下への力
をそれぞれバランスさせなばならず、それらは前後方向でオフセットされている。
Af05.jpg

スタビライザーはこれらの力をバランスされており、もしスタビライザーがないと、ボードは落ちる方向に向かう。

例えとして、飛行機は可動部があるがフォイルにはないので、フォイラーが出来る律速な(制御出来る)要因は、体重とスピードの変位のみである。
Af10.jpg

ウイングのアタックする角度が大きくなると(ボードが上向きになると)、アングル角度とスピードに対して比例してリフトしていく。だけど体重は変えられない。
Af12.jpg

なので、最初のスピードが遅い時にはアタックの角度を付けてあげなければならない。
でスピードが速くなったら、アタック角度を付けない(ボードを水平にする)。

練習では、フットストラップの足がそのアタック角度を変えるのに役立ち、具体的には最初はボードのノーズを上げ、速度が上がったらノーズを下げる。

2。フォイルの設計
フォイルの設計において、テイクオフするスピードとウイングのサイズと抵抗を考慮する。

もう一つの重要な律速な要因は静的安定性、前後(縦方向)の安定性である。

それはライダーの位置、すなわちフロントウイングとスタビライザーの位置、ウイングの表面積、そして最後の要因はフューセレージの長さである。

その安定性があるフォイルを設計するために長いフューセレージと硬いスタビライザーが例えば必要。

でそれは飛行機と同じで最大の速度を得るためには、最小の抵抗とより小さい表面積のウイングとスタビライザーを求めるが、それをやると今度はテイクオフまでの時間が遅れてしまう(テイクオフし難い)。

他の設計要因としては、ウイングの形状、ウイングレット(ウイングの先端の小さい垂直翼部)、ウイングの位置がある。

で失速してきたら、ポンピングをするわけ。

このプレゼン資料を使った説明の後、質問への回答の中で、フューセレージ(胴体)について説明していたので、その訳を追記する。

3。フューセレージ
ウインドフォイルのフューセレージは長くなる傾向にある。

但しそれには長所と短所がある。

フューセレージはバランスの概念を考慮し、
その中でフロントウイングの位置が重要である。

スタビライザーを後ろに位置させると安定するが、あるスピード以上になるとよりパワフルになり、より難しくなる。

乗り手がCloser(この訳、意味が難しい)の場合は、長いフューセレージを選ぶ。

でAFSとしては特に低速での安定性を求め、この秋に94cmのフューセレージをリリースした。

これは極限を求めるのではなく、フロントウイングとスタビライザーの距離を少し離すことで長手前後方向の安定性を少しだけ増すことを目的とした。

それはレースを求めるのではなく、その快適性は結果として低速でのアップウインド、またブローが吹いた時も効率的に且つ確実に安定することをもたらす。

あと、フロントウイングとスタビライザーの角度を付けることで、ブローが吹いた時、スラロームの性能を上げ、スピードを上げることができる。

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最後にアントニンからのメールでのメッセージ。
We should release more and more videos this year with EN subtitles to well explain the strengths of our products =)
「我々の製品の強みを良く説明するために、今年は英語での字幕の付いたビデオをどんどんリリースすべきだ。」と語っていた。

それは初心者ウインドフォイラーとしては、ありがたいということに尽きる。

長く且つ拙い翻訳文章、最後までお付き合いありがとうございます。
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